1970 年に、兵庫県とパラナ州(ブラジル連邦共和国)は友好提携を締結し、教育・文化交流、経済交流、環境交流などを行ってきた。 2006 年から、 JICA ‐草の根技術協力事業として、兵庫県の環境協力を得ながら、パラナ州沿岸域の総合調査を行っています。
パラナ州沿岸域は、従来からアトランティック・フォーレストほかブラジル東南部では最も自然が保護されており、漁業資源も豊富な地域であった。しかし近年、経済発展にともなって港湾や陸域の開発が進んでおり、漁業資源についても乱獲等により減少している。このような状況で、これから沿岸域の開発の進行とともに貴重な生態系を持つ地域の保護、水産資源の拡大、自然資源の持続的可能な利用等を行うためにどのような環境保全を行っていくべきかを討論し、今後の方向性を考える。
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